11月25日(火)、(一社)相模原市獣医師会による 長寿動物表彰式 を無事に開催することができました。
当日は、多くのご家族にご参加いただき、会場はあたたかな空気に包まれた一日となりました。
この表彰式は、年齢を重ねた動物たちそのものだけでなく、
日々の暮らしの中で寄り添い、ケアを続けてこられた ご家族の時間を称える場 でもあります。

動物たち一頭一頭が、積み重ねてきた時間の証
表彰を受けた動物たちは、それぞれに異なる歩みを重ねてきました。
当日は動物の同席は叶いませんでしたが、飼い主さんからお預かりした写真をスライドとして上映し、一頭一頭をご紹介しました。
スクリーンに映し出される姿は、若い頃の写真もあれば、今の穏やかな表情を写した一枚もあり、
その一枚一枚から、「長く生きること」以上に、大切にされ、共に時間を重ねてきた証が静かに伝わってきました。

飼い主さんの表情が語るもの
表彰の場面で印象的だったのは、
動物の写真を見つめる飼い主さんの表情でした。
嬉しさや誇らしさに加え、少しの緊張や照れくささも感じられ、
それぞれの胸の内に、さまざまな思いが去来しているように見えました。
楽しい日々だけでなく、体調を心配した日や、不安を抱えた夜もあったはずです。
それらすべてを重ねて迎えたこの日が、
そっと心に残る時間となっていればと願っています。
これまでの歩みと、これから
本表彰式は、今年で 第40回 を迎え、
本年度は 451頭 の動物たちが表彰されました。(犬猫16歳、大型犬14歳、うさぎ10歳、鳥10歳で、獣医師会会員病院からの推薦された動物たち)
回を重ねるごとに、この式が地域の中で大切に受け継がれてきたことを感じています。
相模原市獣医師会では、
これからも動物とご家族が安心して年齢を重ねていける地域づくりを目指し、
日々の診療や活動に取り組んでまいります。

当日のスライドについて
当日会場で上映した、参加動物たち全員のスライドは、
麻布大学獣医学部介在動物学研究室 の皆様にご協力いただき作成いたしました。
会場に映し出される、思わず笑みがこぼれる写真の数々に、
会場全体がやさしく、穏やかな空気に包まれていました。
画像データは、かかりつけ動物病院にてお申し付けいただければ配布の準備がございます。
ご家族で、ゆっくりと振り返っていただけましたら幸いです。

おわりに
ご参加いただいた皆さま、
そして日頃から動物たちを支えておられるすべてのご家族に、心より感謝申し上げます。
これからも、
動物と人がともに歩む時間を大切にできる地域であり続けられるように。
相模原市獣医師会は、その一助となれるよう努めてまいります。
企画・運営:一般社団法人 相模原市獣医師会
スライド作成:麻布大学獣医学部介在動物学研究室
後援:相模原市
運営スタッフサポート:相模原市動物愛護推進員の皆様/獣医師会賛助会員の皆様
