
― モルモットを通して「いのち」を考える ―
10月29日(水)、相模女子大小学部にて、
1年生2クラスを対象に 出張授業 を行いました。
5時間目・6時間目の授業時間をお借りし、
「モルモットについて考えてみよう」というテーマでお話をさせていただきました。
相模女子大小学部では、ヤギやモルモットの飼育を長年にわたり行い、
動物たちのお世話を通して、命の大切さや関わり方を学ぶ取り組みが続けられています。
今回は、その学びの一環としてお声がけをいただきました。

モルモットの「気持ち」を想像してみよう
授業ではまず、
「モルモットは、どんなときにどんな気持ちになるんだろう?」
という問いかけからスタートしました。
うれしいとき、怒っているとき、怖いとき。
子どもたちはモルモットの気持ちになりきって、
体で表現したり、声を出してみたりしながら、一生懸命に想像してくれました。
「こわいときは、ちいさくなると思う」
「うれしいときは、ぴょんってするかも」
そんな声が次々にあがり、
教室はとてもにぎやかで、あたたかな雰囲気に包まれていました。

たくさんの「どうして?」が生まれました
後半は、モルモットについての Q&Aの時間。
目の色や体のつくり、行動の意味など、
子どもたちからは次々と質問が飛び出しました。
「どうして目は赤いの?」
「なんでずっと草を食べているの?」
「走るときは、なにを考えているの?」
どの質問も、
日頃から動物をよく観察し、考えていることが伝わってくるものばかりでした。
後日いただいた感想文からは、
今回の授業が子どもたちにとって、
多くの気づきや刺激のある時間になったことが伝わってきました。

おわりに

動物とふれあい、その気持ちを想像することは、
命を大切に思う心を育てる第一歩だと感じています。
相模原市獣医師会では、
これからも地域や教育現場と連携しながら、
動物を通じて「命を考える機会」を届けていきたいと考えています。
このような貴重な機会をいただいた
相模女子大小学部の皆さま、そして先生方に、心より感謝申し上げます。
